モダンまとめ、その4~GPシンガポールまでのメタゲーム総括~
2015年6月29日 TCG全般
今回はGPシンガポール結果と、ここまで3週連続で行われたモダンGPのメタゲームの推移を確認してみます。
・GPシンガポール
1位 親和
2位 親和
3位 ジャンド
4位 ジャンド
5位 アブザン
6位 タルモ双子
7位 4c集合した中隊
8位 ティムールデルバー
9位 感染
10位 グリクシスデルバー
11位 グリセルシュート
12位 アミュレット・ブルーム
13位 バーン
14位 緑白集合した中隊
15位 ジャンド
16位 アブザンミッド(サイドにメリーラコンボ&中隊)
前回のGPでTOP16までにも入ることができなかった『親和』が「対策緩めるとこうなる」と言わんばかりのワンツーフィニッシュ。
また、《復活の声》《台所の嫌がらせ屋》をメインに搭載しているデッキが3つ残っており、『親和』にも相性が悪いので『バーン』には厳しいメタゲームだったように思えます。他のデッキのサイドにも幾分かライフゲイン要素が多いよう見受けられます。
特に《高原の狩りの達人》は専用スロットになりがちな『バーン』対策に『ジャンド』という上位メタ対策も兼任してくれることから、かなり採用率が上がっています。
《台所の嫌がらせ屋》でも同じ役割が期待できますが、ティムールカラーではダブルシンボルを出すのがきついので《高原の狩りの達人》に軍配があがります。1マナ重い点は《コジレックの審問》《突然の衰微》《大歓楽の幻霊》に引っかからないメリットにもなりえますしね。
同様にサイドの採用率が高いカードとしては《血染めの月》。モダンのサイド後はこのカードに支配されているといっても過言ではないですね。今日も何処かでこのカードを張られて何もプレイできずにゲームを落としているプレイヤーがいるはずです(笑)
自分のデッキが3色であればサイド後は常にこのカードのことを考えながらプレイしなければならず、優先して基本土地を持ってくるとある程度行動が制限されます。なのでティムールやグリクシスならその行動を正当化するために「自分も《血染めの月》を採用する」ことが望ましく、ゆえに採用率も上がっているのではないかと思います。
・メタゲームの推移
添付されている画像はここ3週間連続で行われたモダンGPの「2日目メタゲームブレイクダウン」の比較表です。
GPごとにデッキタイプのまとめ方が若干違う(グリクシス・デルバー絡みの部類分けや、中隊が2~3枚のナヤは中隊デッキなのかZooなのか、など…)ので少し難しいですが要点をまとめると
・『欠片の双子』が常にトップメタだが、徐々にそのパーセンテージは落ちていて、シンガポールでは他の上位メタと横ばいにまでなる。
・上位常連の『ジャンド』『親和』『バーン』に加えて『集合した中隊』『アミュレット・ブルーム』も増加傾向。『赤緑トロン』が減少傾向。
・GPシャーロットでPatrick Chapinが使用した『グリクシスコントロール』に加えて『青白ミッドレンジ』のようなグッドスタッフも登場。
・『むかつき』『ランタン・コントロール』などの少数派コンボが苦しむ中、『グリセルシュート』だけが継続的に結果を残す。
といったところでしょうか。
まだまだモダンシーズンは続きます。GPの結果が出そろったうえでのこれからのPPTQや「マジックオリジン」が与える影響は目が離せないところですね。
それではまた次回!
Cardshop-Nage http://www.mtgnage.jp/
・GPシンガポール
1位 親和
2位 親和
3位 ジャンド
4位 ジャンド
5位 アブザン
6位 タルモ双子
7位 4c集合した中隊
8位 ティムールデルバー
9位 感染
10位 グリクシスデルバー
11位 グリセルシュート
12位 アミュレット・ブルーム
13位 バーン
14位 緑白集合した中隊
15位 ジャンド
16位 アブザンミッド(サイドにメリーラコンボ&中隊)
前回のGPでTOP16までにも入ることができなかった『親和』が「対策緩めるとこうなる」と言わんばかりのワンツーフィニッシュ。
また、《復活の声》《台所の嫌がらせ屋》をメインに搭載しているデッキが3つ残っており、『親和』にも相性が悪いので『バーン』には厳しいメタゲームだったように思えます。他のデッキのサイドにも幾分かライフゲイン要素が多いよう見受けられます。
特に《高原の狩りの達人》は専用スロットになりがちな『バーン』対策に『ジャンド』という上位メタ対策も兼任してくれることから、かなり採用率が上がっています。
《台所の嫌がらせ屋》でも同じ役割が期待できますが、ティムールカラーではダブルシンボルを出すのがきついので《高原の狩りの達人》に軍配があがります。1マナ重い点は《コジレックの審問》《突然の衰微》《大歓楽の幻霊》に引っかからないメリットにもなりえますしね。
同様にサイドの採用率が高いカードとしては《血染めの月》。モダンのサイド後はこのカードに支配されているといっても過言ではないですね。今日も何処かでこのカードを張られて何もプレイできずにゲームを落としているプレイヤーがいるはずです(笑)
自分のデッキが3色であればサイド後は常にこのカードのことを考えながらプレイしなければならず、優先して基本土地を持ってくるとある程度行動が制限されます。なのでティムールやグリクシスならその行動を正当化するために「自分も《血染めの月》を採用する」ことが望ましく、ゆえに採用率も上がっているのではないかと思います。
・メタゲームの推移
添付されている画像はここ3週間連続で行われたモダンGPの「2日目メタゲームブレイクダウン」の比較表です。
GPごとにデッキタイプのまとめ方が若干違う(グリクシス・デルバー絡みの部類分けや、中隊が2~3枚のナヤは中隊デッキなのかZooなのか、など…)ので少し難しいですが要点をまとめると
・『欠片の双子』が常にトップメタだが、徐々にそのパーセンテージは落ちていて、シンガポールでは他の上位メタと横ばいにまでなる。
・上位常連の『ジャンド』『親和』『バーン』に加えて『集合した中隊』『アミュレット・ブルーム』も増加傾向。『赤緑トロン』が減少傾向。
・GPシャーロットでPatrick Chapinが使用した『グリクシスコントロール』に加えて『青白ミッドレンジ』のようなグッドスタッフも登場。
・『むかつき』『ランタン・コントロール』などの少数派コンボが苦しむ中、『グリセルシュート』だけが継続的に結果を残す。
といったところでしょうか。
まだまだモダンシーズンは続きます。GPの結果が出そろったうえでのこれからのPPTQや「マジックオリジン」が与える影響は目が離せないところですね。
それではまた次回!
Cardshop-Nage http://www.mtgnage.jp/
SCG Invitational & Modern Open(6月第1週)
(http://www.starcitygames.com/events/050615_columbus.html)
GPシャーロット(6月第2週)
(http://bit.ly/1GudV3h)
GPコペンハーゲン(6月第3週)
(http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpcop15)
GPシンガポール(6月第4週)
(http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsin15)
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