スタンダード、まとめ3-GP北京～GPフェニックス-

今回は前々週に行われたGP北京と、前週行われたGPフェニックスの両スタンダードGPの結果をまとめていきます。

まずはGP北京。結果はご存知の通り渡辺プロの優勝を筆頭に日本人がTOP8に4人と大活躍でしたね。デッキタイプは

1位　黒単信心
2位　赤白バーン
3位　赤白バーン
4位　エスパー人間
5位　黒単信心
6位　赤白バーン
7位　黒単信心
8位　青単ｔ白信心

黒単と赤白バーンが3人ずつの少し偏ったものでした。何より注目だったのは黒単が苦手なバーンに対するサイドとして《死の大魔術師の杖/Staff of the Death Magus(M14)》という今まで採用されていなかったカードが出たことでしょう。

この結果を受けての今回のGPフェニックス。3月の頭からほぼ毎週、世界各地で開催されたスタンダードGPですが、このGPフェニックスでひと段落、「ニクスへの旅」加入前のこの環境では最後のスタンダードGPです。総決算とも言うべき今回の結果はこちら！

1位　黒単信心
2位　青単信心
3位　青単ｔ白信心
4位　ジャンドモンスターズ
5位　ジャンドモンスターズ
6位　黒単ｔ赤信心
7位　黒単信心
8位　バントコントロール

9位　トリココントロール
10位　青白ｔ黒コントロール
11位　黒単信心
12位　青単信心
13位　青単ｔ白信心
14位　青単信心
15位　青単ｔ白信心
16位　黒単信心

この環境を支配し続けてきた黒単信心、青単信心のワンツーフィニッシュ。TOP16の分布は

青単信心　6人
黒単信心　5人
青白系コントロール　3人
ジャンドモンスターズ　2人

先週までメタゲームの上位に食い込んでいた赤白バーンが消滅。ジャンドモンスターズと青白系コントロールの復権により、やはり既存のこの4つのデッキは地力が違う強さがあるという結果になりました。

赤白バーンもこの4つに匹敵する強さはあるのですが、いかんせん活躍して対策されるとデッキの構造上厳しい部分があるので、メタゲームの隙を狙って使いたいですね。

青単信心はｔ白もだいぶ主流になってきました。単色に比べるともちろん安定感は多少落ちますが、青単が苦手な《冒涜の悪魔)》・先手の《群れネズミ)》・コントロールの使う《思考を築く者、ジェイス》全てに対応できる《拘留の宝球》が採用できるのはそれを補って余りあるということなのでしょう。

実際僕も長い間青単を使っていて、こないだMOの青単をｔ白に変えて見たのですが、今までひーひー言わされていた《思考を築く者、ジェイス》が簡単に対処できる点や、サイドの《異端の輝き》が汎用性高くて気に入っています。

黒単はもう言うこと無いですね（笑）先日のPWCは渡辺プロの黒単完コピで出たのですが

黒単同系　○×○
黒単ｔ白　○○
青単　○○
グルール　○×○
黒単ｔ白　○×○
エスパー人間　×○×

最後はマリガンと土地事故で負けてしまいましたが、とにかくデッキが強くて準優勝させてもらいました。感謝。

というわけで青単と黒単を追いかける青白系コントロール・ジャンドモンスターズ・赤白バーンという構図のまま今月末の「ニクスへの旅」プレリリースを迎えそうです。

「ニクスへの旅」がスタンダードをさらに面白くしてくれることに期待しつつ、今日のところはこのへんで。

次回は少し間が空いてしまいましたがモダンをピックアップします！

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