スタンダード、まとめ1
2014年3月20日 TCG全般今回はGPブエノスアイレスとSCGオープンの結果をまとめました。
まずはGPブエノスアイレス。参加者は882名。
1位 Jund Monsters
2位 青単信心
3位 青白コントロールt黒
4位 青単信心
5位 黒単信心
6位 青単信心
7位 黒単信心
8位 赤黒コントロール
9位 青白コントロールt黒
10位 赤白バーン
11位 Golgari Dredge
12位 赤白バーン
13位 Jund Monsters
14位 青白コントロール
15位 青白コントロールt黒
16位 青単信心
続いてSCGオープン、参加者は580名。
1位 赤白バーン
2位 黒単t白コントロール
3位 黒単t白コントロール
4位 白単t黒ヒューマン
5位 黒単信心
6位 黒単アグロ
7位 黒単信心
8位 青単t白信心
9位 青単信心
10位 呪禁ナヤ
11位 赤白バーン
12位 グルール
13位 黒単信心
14位 エスパーコントロール
15位 赤白バーン
16位 赤白バーン
既存のデッキから新しいデッキまで入り混じっていますね。既存のデッキの変更点などを見ていきましょう。
「青単信心」
大きな変更はありませんが、今まであまり採用されていなかったカードがいくつか見受けられます。
《閉所恐怖症/Claustrophobia(M14)》
黒単が使ってくる《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》に対して一番有効な対策かと思います。黒単はサイド後除去が増えてくるので《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea(THS)》がなかなかクリーチャーにならなくて負けることがありますが、信心を稼ぎつつ一番きつい《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》を抑え込めるこのカードは見かけによらずなかなか優秀かと思います。
《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx(THS)》
対コントロールではピン除去を避けれて《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion(THS)》にもひっかからないパワー3なのでラス以外では対処できないクロックとして活躍できそうです。
《トリトンの戦術/Triton Tactics(THS)》
主に《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》超過の被害を1マナで最小限に留めることが目的と思われます。《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》にも強く、その他にもクリーチャー同士のぶつかり合いがあるマッチアップなら予想しにくいところから色々と悪さができそうです。まぁ2枚以上引いても腐るので1枚が限界ですが。
「黒単信心」
こちらも大きな変更はありませんが、最近はメインの3マナ域が《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》のリストが増えてきました。最近増えてきたグルールやコントロール系に強く、サイドのスロットも空けれるので今後はメインが定番になるかも(もうなってるかも)しれませんね。
あとは(主にサイドから)色を足しているリストも見受けられますね。
t赤で
《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
《殺戮遊戯/Slaughter Games(RTR)》
《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》
t青で
《概念泥棒/Notion Thief(DGM)》
t白で
《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa(DGM)》
《存在の破棄/Revoke Existence(BNG)》
など。SCGの2、3位のように2色目の色マナを11枚程採ってメインからタッチしているものもありますが、2色目を占術とギルランの8枚程度に抑えてサイドからのみ入れているリストもあります。安定して2色目を出すには11枚以上欲しいけど、そのためには弱い土地であるギルド門を入れないといけないというところはすでに周知の事実なので難しいところです。
「グルール」
こちらは大きく変わり、タッチ黒した「ジャンドモンスターズ」が今回のGPを制しました。
黒いカードはメインから
《荒野の収穫者/Reaper of the Wilds(THS)》
《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》
《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen(RTR)》
《肉体+血流/Flesh+Blood(DGM)》
サイドには
《破滅の刃/Doom Blade(M14)》
《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》
《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm(RTR)》
《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
《狂気の種父/Sire of Insanity(DGM)》
《闇の裏切り/Dark Betrayal(THS)》
《死の国のケルベロス/Underworld Cerberus(THS)》
《エレボスの鞭/Whip of Erebos(THS)》
などが採用されています。メインはそこまで大きな変更はないのですが、《荒野の収穫者/Reaper of the Wilds(THS)》はコントロール相手に《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》、《霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra(THS)》と同じラス以外では対処しにくいカードであり、黒単相手に苦手な《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》を止めれたりと地味ーに強い部分が多いですね。
サイドは同系や今まで純正2色では対処しにくかった青単の《波使い/Master of Waves(THS)》に強い除去がとれたり、対コントロールにマナを伸ばすこのデッキと噛み合っている《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》や1枚で強力な効果のある《狂気の種父/Sire of Insanity(DGM)》や《死の国のケルベロス/Underworld Cerberus(THS)》などのクリーチャーが採れます。
しかしギルラン12枚なので赤白バーンなどには明確に弱くなっているのだけ注意が必要ですね。バーンは今回のGPとSCGでかなり結果を残しているので今後増えるようなら純正のほうが良いメタゲームもあるかもしれません。
「青白コントロール系」
純正青白か、エスパーコンかの選択にサイド後《闇の裏切り/Dark Betrayal(THS)》だけ黒を足す所謂「斎藤青白」が出てきて、その派生と言うべきか、青白にt黒で数枚の《破滅の刃/Doom Blade(M14)》と《思考囲い/Thoughtseize(THS)》を足したリストが今回のGPでは結果を残したようです。日本のPTQを制した瀬畑さんも同じコンセプトのコントロールだったので、今一番強いコントロールの形、といっても過言ではないでしょう。
「赤白バーン」
今まで大きな結果を残してしなかった赤白バーンですが、GPのトップ16に2人とSCGは優勝含め3人が入賞しています。メタ的に強いこともあったと思いますが、特にGPの2人はリストが酷似しているので上記に掲載しました。
《ヴィーアシーノの初太刀/Viashino Firstblade(DGM)》というかなりマニアックなカードが採用されていますが、確かにコントロールには強そうかなと。クリーチャーが少ないのでサイド後除去を抜かれることを想定すると、こういうクロックが有効に働きそうです。
今回は以上となります。今週末にもGPシンシナチ(スタン)があるのでまたそれの結果が出たときに。
Cardshop-Nage http://nage.ocnk.net/
まずはGPブエノスアイレス。参加者は882名。
1位 Jund Monsters
2位 青単信心
3位 青白コントロールt黒
4位 青単信心
5位 黒単信心
6位 青単信心
7位 黒単信心
8位 赤黒コントロール
9位 青白コントロールt黒
10位 赤白バーン
11位 Golgari Dredge
12位 赤白バーン
13位 Jund Monsters
14位 青白コントロール
15位 青白コントロールt黒
16位 青単信心
続いてSCGオープン、参加者は580名。
1位 赤白バーン
2位 黒単t白コントロール
3位 黒単t白コントロール
4位 白単t黒ヒューマン
5位 黒単信心
6位 黒単アグロ
7位 黒単信心
8位 青単t白信心
9位 青単信心
10位 呪禁ナヤ
11位 赤白バーン
12位 グルール
13位 黒単信心
14位 エスパーコントロール
15位 赤白バーン
16位 赤白バーン
既存のデッキから新しいデッキまで入り混じっていますね。既存のデッキの変更点などを見ていきましょう。
「青単信心」
大きな変更はありませんが、今まであまり採用されていなかったカードがいくつか見受けられます。
《閉所恐怖症/Claustrophobia(M14)》
黒単が使ってくる《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》に対して一番有効な対策かと思います。黒単はサイド後除去が増えてくるので《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea(THS)》がなかなかクリーチャーにならなくて負けることがありますが、信心を稼ぎつつ一番きつい《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》を抑え込めるこのカードは見かけによらずなかなか優秀かと思います。
《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx(THS)》
対コントロールではピン除去を避けれて《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion(THS)》にもひっかからないパワー3なのでラス以外では対処できないクロックとして活躍できそうです。
《トリトンの戦術/Triton Tactics(THS)》
主に《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》超過の被害を1マナで最小限に留めることが目的と思われます。《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》にも強く、その他にもクリーチャー同士のぶつかり合いがあるマッチアップなら予想しにくいところから色々と悪さができそうです。まぁ2枚以上引いても腐るので1枚が限界ですが。
「黒単信心」
こちらも大きな変更はありませんが、最近はメインの3マナ域が《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》のリストが増えてきました。最近増えてきたグルールやコントロール系に強く、サイドのスロットも空けれるので今後はメインが定番になるかも(もうなってるかも)しれませんね。
あとは(主にサイドから)色を足しているリストも見受けられますね。
t赤で
《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
《殺戮遊戯/Slaughter Games(RTR)》
《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》
t青で
《概念泥棒/Notion Thief(DGM)》
t白で
《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa(DGM)》
《存在の破棄/Revoke Existence(BNG)》
など。SCGの2、3位のように2色目の色マナを11枚程採ってメインからタッチしているものもありますが、2色目を占術とギルランの8枚程度に抑えてサイドからのみ入れているリストもあります。安定して2色目を出すには11枚以上欲しいけど、そのためには弱い土地であるギルド門を入れないといけないというところはすでに周知の事実なので難しいところです。
「グルール」
こちらは大きく変わり、タッチ黒した「ジャンドモンスターズ」が今回のGPを制しました。
黒いカードはメインから
《荒野の収穫者/Reaper of the Wilds(THS)》
《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》
《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen(RTR)》
《肉体+血流/Flesh+Blood(DGM)》
サイドには
《破滅の刃/Doom Blade(M14)》
《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》
《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm(RTR)》
《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
《狂気の種父/Sire of Insanity(DGM)》
《闇の裏切り/Dark Betrayal(THS)》
《死の国のケルベロス/Underworld Cerberus(THS)》
《エレボスの鞭/Whip of Erebos(THS)》
などが採用されています。メインはそこまで大きな変更はないのですが、《荒野の収穫者/Reaper of the Wilds(THS)》はコントロール相手に《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》、《霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra(THS)》と同じラス以外では対処しにくいカードであり、黒単相手に苦手な《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》を止めれたりと地味ーに強い部分が多いですね。
サイドは同系や今まで純正2色では対処しにくかった青単の《波使い/Master of Waves(THS)》に強い除去がとれたり、対コントロールにマナを伸ばすこのデッキと噛み合っている《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》や1枚で強力な効果のある《狂気の種父/Sire of Insanity(DGM)》や《死の国のケルベロス/Underworld Cerberus(THS)》などのクリーチャーが採れます。
しかしギルラン12枚なので赤白バーンなどには明確に弱くなっているのだけ注意が必要ですね。バーンは今回のGPとSCGでかなり結果を残しているので今後増えるようなら純正のほうが良いメタゲームもあるかもしれません。
「青白コントロール系」
純正青白か、エスパーコンかの選択にサイド後《闇の裏切り/Dark Betrayal(THS)》だけ黒を足す所謂「斎藤青白」が出てきて、その派生と言うべきか、青白にt黒で数枚の《破滅の刃/Doom Blade(M14)》と《思考囲い/Thoughtseize(THS)》を足したリストが今回のGPでは結果を残したようです。日本のPTQを制した瀬畑さんも同じコンセプトのコントロールだったので、今一番強いコントロールの形、といっても過言ではないでしょう。
「赤白バーン」
1 《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》
8 《山/Mountain》
4 《変わり谷/Mutavault》
4 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1 《悪意の神殿/Temple of Malice》
1 《静寂の神殿/Temple of Silence》
4 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 《灰の盲信者/Ash Zealot》
4 《チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix》
4 《ボロスの魔除け/Boros Charm》
2 《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks》
4 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4 《マグマの噴流/Magma Jet》
4 《灼熱の血/Searing Blood》
3 《ショック/Shock》
4 《頭蓋割り/Skullcrack》
4 《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》
サイド
2 《盲従/Blind Obedience》
2 《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks》
4 《火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr》
2 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
2 《火花の強兵/Spark Trooper》
3 《ヴィーアシーノの初太刀/Viashino Firstblade》
今まで大きな結果を残してしなかった赤白バーンですが、GPのトップ16に2人とSCGは優勝含め3人が入賞しています。メタ的に強いこともあったと思いますが、特にGPの2人はリストが酷似しているので上記に掲載しました。
《ヴィーアシーノの初太刀/Viashino Firstblade(DGM)》というかなりマニアックなカードが採用されていますが、確かにコントロールには強そうかなと。クリーチャーが少ないのでサイド後除去を抜かれることを想定すると、こういうクロックが有効に働きそうです。
今回は以上となります。今週末にもGPシンシナチ(スタン)があるのでまたそれの結果が出たときに。
Cardshop-Nage http://nage.ocnk.net/
コメント