GP静岡に向けて その1「スタンダードデッキリストまとめ」
2013年11月29日 TCG全般GP京都が終わったばかりではありますが、すでにGP静岡が一ヵ月後に迫っています。今後はスタンダードに照準を合わせていく方が多いかと思いますので、GPなどのデッキリストのリンクをまとめつつ、現時点でのメタゲームを整理していければと思います。
京都があったのでスタンダードが全く分からない!という方も、普段からプレイされている方も、これを見ればスタンダードは大丈夫!と言えるような記事になるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
-最新のデッキリスト-
GPアルバカーキ 参加者862名
TOP16デッキリスト(http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpabq13/welcome#0)
1位 黒単信心
2位 青単信心
3位 黒単信心
4位 青単信心
5位 青単信心
6位 黒単信心
7位 ナヤミッドレンジ
8位 黒単信心
9位 黒単信心
10位 白単t赤ヒューマン
11位 赤白バーン
12位 緑単t赤信心
13位 エスパーコントロール
14位 黒単信心
15位 青単信心
16位 赤単t白アグロ
SCG 参加者502名
TOP8デッキリスト(http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?event_ID=19&start_date=2013-11-24&end_date=2013-11-24&state=RI&city=Providence&order_1=finish&limit=8&t_num=1&action=Show+Decks)
1位 ジャンドミッドレンジ
2位 白単t赤ヒューマン
3位 青単信心
4位 青単信心
5位 赤単t白アグロ
6位 青単信心
7位 黒緑アグロ
8位 青単信心
スーパーサンデーシリーズスタンダード(GP京都サイドイベント)参加者162名
TOP4デッキリスト(http://www.bigmagic.net/gpkyoto2013/coverage/sss.html)
1位 赤単t白アグロ
2位 青白コントロール
3位 赤単信心
4位 黒単信心
メタゲームに影響しそうな結果はこの3つでしょうか。GPの結果はこれでもかと「信心」が並びました。1つ前の日記で「Tier1は青単と黒単」と自分で言ったものの、まさかここまで偏った結果が出るとは思っていませんでした。
エスパーコントロールが減ったので現在のメタゲームは
Tier1
青単信心 黒単信心
Tier1.5
赤単(アグロ・信心、タッチ白含む)
Tier2
エスパーコントロール 白単t赤ヒューマン
といったところでしょうか。当面の間は青単と黒単に勝てるデッキ(その2つを選ぶなら同系に有利になるような構築)がスタンダードの課題になりそうです。
しかし、このままのメタゲームで静岡までいくかと言えばそうとは限りません。何故かと言うと静岡までに海外であと2回スタンダードのGPがあるからです。
まずは今週末(11/29~12/1)GPウィーン、そして来週末(12/6~12/8)はGPダラスが開催されます。今回のアルバカーキを含めこの3回のGPの結果が静岡に大きな影響を与えるのは間違いなく、日本でもGPT静岡が随時開催されていくので結果を追うだけでも一苦労ですが、ここまで多くの結果が出揃った状態での静岡はとても面白くなると思っています。
この日記でも出来る限り新しい情報を更新していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
では最後に個人的に気になっているデッキを2つほど
「黒緑アグロ」
Creatures (26)
4 Dreg Mangler
4 Elvish Mystic
4 Lotleth Troll
3 Reaper of the Wilds
2 Scavenging Ooze
4 Boon Satyr
2 Polukranos, World Eater
3 Varolz, the Scar-Striped
Lands (24)
8 Forest
7 Swamp
4 Golgari Guildgate
1 Mutavault
4 Overgrown Tomb
Spells (10)
3 Abrupt Decay
1 Golgari Charm
2 Hero’s Downfall
1 Putrefy
3 Thoughtseize
Sideboard
1 Pithing Needle
1 Lifebane Zombie
3 Mistcutter Hydra
1 Shadowborn Demon
2 Gift of Orzhova
1 Illness in the Ranks
1 Dark Betrayal
2 Golgari Charm
1 Vraska the Unseen
2 Duress
リストはSCG7位のものです。製作者はお馴染みBrian Kiblerですね。実は今回のGPアルバカーキでキブラー本人はもちろん、Josh Utter-LeytonやPatrick Chapinなどの強豪プレイヤーがこのデッキを選択していました。今回の結果はあまり振るわなかったものの、調整次第では上位に来る可能性も…キブラー次第ではありますが(笑
「青白コントロール」
26land
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate》
4《変わり谷/Mutavault》
8《島/Island》
6《平地/Plains》
3creature
3《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx》
31spell
3《今わの際/Last Breath》
4《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》
2《本質の散乱/Essence Scatter》
1《中略/Syncopate》
4《解消/Dissolve》
4《至高の評決/Supreme Verdict》
3《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》
4《拘留の宝球/Detention Sphere》
4《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
2《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
15Sideboard
2《払拭/Dispel》
2《反論/Gainsay》
2《否認/Negate》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《今わの際/Last Breath》
2《盲従/Blind Obedience》
1《霊異種/AEtherling》
1《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》
3《前兆語り/Omenspeaker》
リストはSSS2位のものです。エスパーコンが主流の中何故青白なのか?
黒を採る利点は《英雄の破滅/Hero’s Downfall》、《破滅の刃/Doom Blade》、《思考囲い/Thoughtseize》、《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》あたりですが、最大の利点である軽量除去の《破滅の刃/Doom Blade》が青単黒単に4枚採用されている《夜帷の死霊/Nightveil Specter》に効かないのが致命的です。
また《英雄の破滅/Hero’s Downfall》はPWを倒せるから強いのですが、黒単や赤単にPWは無いのでただの《殺害/Murder》になることがほとんどで、むしろ3色にしていることでショックランドとタップインの多さなどデメリットが目立つような環境になりました。
そこで採用されたのが《今わの際/Last Breath》。2マナで《夜帷の死霊/Nightveil Specter》を始めとした青単、黒単、赤単が序盤に出してくるクリーチャーをほぼ除去できるとても優秀なカードです。このカードの採用により黒を抜くことができ、ショックランドも減り、《燃え立つ大地/Burning Earth》も効きにくい2色にまとめられたのがこの青白コンです。
コントロール同系が多ければ《思考囲い/Thoughtseize》と《英雄の破滅/Hero’s Downfall》の分エスパーのが有利ですが、今の環境では青白のほうが強いと個人的には思っています。今後活躍が期待できるデッキですね。
長くなりましたので今回はこのへんで。それではまた!
MTG Cardshop-Nage http://nage.ocnk.net/
京都があったのでスタンダードが全く分からない!という方も、普段からプレイされている方も、これを見ればスタンダードは大丈夫!と言えるような記事になるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
-最新のデッキリスト-
GPアルバカーキ 参加者862名
TOP16デッキリスト(http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpabq13/welcome#0)
1位 黒単信心
2位 青単信心
3位 黒単信心
4位 青単信心
5位 青単信心
6位 黒単信心
7位 ナヤミッドレンジ
8位 黒単信心
9位 黒単信心
10位 白単t赤ヒューマン
11位 赤白バーン
12位 緑単t赤信心
13位 エスパーコントロール
14位 黒単信心
15位 青単信心
16位 赤単t白アグロ
SCG 参加者502名
TOP8デッキリスト(http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?event_ID=19&start_date=2013-11-24&end_date=2013-11-24&state=RI&city=Providence&order_1=finish&limit=8&t_num=1&action=Show+Decks)
1位 ジャンドミッドレンジ
2位 白単t赤ヒューマン
3位 青単信心
4位 青単信心
5位 赤単t白アグロ
6位 青単信心
7位 黒緑アグロ
8位 青単信心
スーパーサンデーシリーズスタンダード(GP京都サイドイベント)参加者162名
TOP4デッキリスト(http://www.bigmagic.net/gpkyoto2013/coverage/sss.html)
1位 赤単t白アグロ
2位 青白コントロール
3位 赤単信心
4位 黒単信心
メタゲームに影響しそうな結果はこの3つでしょうか。GPの結果はこれでもかと「信心」が並びました。1つ前の日記で「Tier1は青単と黒単」と自分で言ったものの、まさかここまで偏った結果が出るとは思っていませんでした。
エスパーコントロールが減ったので現在のメタゲームは
Tier1
青単信心 黒単信心
Tier1.5
赤単(アグロ・信心、タッチ白含む)
Tier2
エスパーコントロール 白単t赤ヒューマン
といったところでしょうか。当面の間は青単と黒単に勝てるデッキ(その2つを選ぶなら同系に有利になるような構築)がスタンダードの課題になりそうです。
しかし、このままのメタゲームで静岡までいくかと言えばそうとは限りません。何故かと言うと静岡までに海外であと2回スタンダードのGPがあるからです。
まずは今週末(11/29~12/1)GPウィーン、そして来週末(12/6~12/8)はGPダラスが開催されます。今回のアルバカーキを含めこの3回のGPの結果が静岡に大きな影響を与えるのは間違いなく、日本でもGPT静岡が随時開催されていくので結果を追うだけでも一苦労ですが、ここまで多くの結果が出揃った状態での静岡はとても面白くなると思っています。
この日記でも出来る限り新しい情報を更新していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
では最後に個人的に気になっているデッキを2つほど
「黒緑アグロ」
Creatures (26)
4 Dreg Mangler
4 Elvish Mystic
4 Lotleth Troll
3 Reaper of the Wilds
2 Scavenging Ooze
4 Boon Satyr
2 Polukranos, World Eater
3 Varolz, the Scar-Striped
Lands (24)
8 Forest
7 Swamp
4 Golgari Guildgate
1 Mutavault
4 Overgrown Tomb
Spells (10)
3 Abrupt Decay
1 Golgari Charm
2 Hero’s Downfall
1 Putrefy
3 Thoughtseize
Sideboard
1 Pithing Needle
1 Lifebane Zombie
3 Mistcutter Hydra
1 Shadowborn Demon
2 Gift of Orzhova
1 Illness in the Ranks
1 Dark Betrayal
2 Golgari Charm
1 Vraska the Unseen
2 Duress
リストはSCG7位のものです。製作者はお馴染みBrian Kiblerですね。実は今回のGPアルバカーキでキブラー本人はもちろん、Josh Utter-LeytonやPatrick Chapinなどの強豪プレイヤーがこのデッキを選択していました。今回の結果はあまり振るわなかったものの、調整次第では上位に来る可能性も…キブラー次第ではありますが(笑
「青白コントロール」
26land
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate》
4《変わり谷/Mutavault》
8《島/Island》
6《平地/Plains》
3creature
3《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx》
31spell
3《今わの際/Last Breath》
4《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》
2《本質の散乱/Essence Scatter》
1《中略/Syncopate》
4《解消/Dissolve》
4《至高の評決/Supreme Verdict》
3《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》
4《拘留の宝球/Detention Sphere》
4《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
2《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
15Sideboard
2《払拭/Dispel》
2《反論/Gainsay》
2《否認/Negate》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《今わの際/Last Breath》
2《盲従/Blind Obedience》
1《霊異種/AEtherling》
1《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》
3《前兆語り/Omenspeaker》
リストはSSS2位のものです。エスパーコンが主流の中何故青白なのか?
黒を採る利点は《英雄の破滅/Hero’s Downfall》、《破滅の刃/Doom Blade》、《思考囲い/Thoughtseize》、《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》あたりですが、最大の利点である軽量除去の《破滅の刃/Doom Blade》が青単黒単に4枚採用されている《夜帷の死霊/Nightveil Specter》に効かないのが致命的です。
また《英雄の破滅/Hero’s Downfall》はPWを倒せるから強いのですが、黒単や赤単にPWは無いのでただの《殺害/Murder》になることがほとんどで、むしろ3色にしていることでショックランドとタップインの多さなどデメリットが目立つような環境になりました。
そこで採用されたのが《今わの際/Last Breath》。2マナで《夜帷の死霊/Nightveil Specter》を始めとした青単、黒単、赤単が序盤に出してくるクリーチャーをほぼ除去できるとても優秀なカードです。このカードの採用により黒を抜くことができ、ショックランドも減り、《燃え立つ大地/Burning Earth》も効きにくい2色にまとめられたのがこの青白コンです。
コントロール同系が多ければ《思考囲い/Thoughtseize》と《英雄の破滅/Hero’s Downfall》の分エスパーのが有利ですが、今の環境では青白のほうが強いと個人的には思っています。今後活躍が期待できるデッキですね。
長くなりましたので今回はこのへんで。それではまた!
MTG Cardshop-Nage http://nage.ocnk.net/
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